DIY工法

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DIYリフォーム(セルフリノベーション)ってしってますか?

一般の方が自ら手作りで自宅などを手がけていく工法です。

自ら手がけていくので手間はかかりますし、プロが作ったものと違い多少荒くなりますが、

思い出や愛着、レトロな雰囲気を出しやすかったり、低予算で空間を作ることが可能になります。 

使用し続けて傷が付いたり傷んでも修復や簡単な手直しも自分で出来るのでとても経済的です。


最近ではDIYで作ったカフェや飲食店なども増えていて、手作り感のよさが懐かしさや落ち着きのある

いい雰囲気に仕上がった店も多く見かけるようになってきました。


私の寝室なのですが、築50年の古い砂壁の自宅の和室をホームセンタにある材料を使って

手作りで明るい洋室に作り替えました。

 

壁は砂壁の上にベニヤをはり天井はパテで凹凸を修復、その上にアイボリーのペンキ仕上げ。

棚等はホームセンターの木をホームセンターでカットしてもらい、ビスで組立。

押入れのふすまはベニアで簡単に作った扉に変更してペンキで仕上げ、照明器具も自分で交換。


材料費のみなので、驚くほど低価格で暗い雰囲気の古い和室から明るい洋室に変身しました。

僕がやりたいと考えていたことを本格的にやって有名になられた人気の建築事務所さんも最近知り

自信になりました。大変面白い動画ですので興味があるかたはこちららも見てみてください。

 

 

 

アメリカなど海外では、自宅は自分で手がけリフォームや維持していくことが多いので、

先進国で最も寿命がが短い日本の住まいと違い、長く手直しをしながら住まい続けることができ、

経済的だけでなく環境にも大変エコだといえます。

 

一般の日本の建築会社さんでは工事価格の売上が下がることや工期間か長くなることなどで、

進めるところは少ないのですが、我が社では6年前から、新築の住まいでも、素人でも、

単に手がけることができる部分を一緒に作り上げることも希望者に限り行なっております。

 

左官の塗り壁や簡単な棚や簡単な家具、ロフト収納部屋作りや、デッキテラス簡単な庭作りなどなど、

素人でも簡単にやれる部分をこちらで作り方を指導して、お客様と一緒に手がけることをやってます。

一軒の新築住宅で価格は100万円以上安くなることもあります。

 

浮いた予算で材料を杉から桧にグレードをワンランク上のものに変えたり、足りない予算を

手作りすることで補ったりします。手間と日数はかかりますが、自分で手がけると、愛着もより増し

愛情もわきます。家族で手がけることで思い出にも残ります。メンテも自分でできるようになりますので

大変経済的です。

 

今までのような高度成長期のような年功序列で給料が上がらない時代になり、少子高齢化でますます

これからの世代は新築の住まいがもちにくい環境になってきますので、自ら手がけることで、新築や

古いものを生かしてリフォームで満足いく住まいをもつことがひとつの選択肢になってくると思います。

 

経験上自分でDIY工法で手がけられたお客様の満足度はより高く喜んでいただけている方が多いので、

私の事務所では今後どんどん推進し手作りで作る住まいのサポートを行なっていきたいと思います。

現在計画中の3件の住まいがハーフDIY工法で作る家づくりをやっています。

来年DIY住宅の完成見学会も行いますので、またこちらに情報をのせさせてもらいます。

 

坂東建築設計室 坂東秀昭