こんにちは、坂東建築設計室の坂東です。
光熱費削減について、いろんなものを試しながら日々実験研究しています。
先日床面積60坪で、オリジナルで作った巨大な開口と大きな吹き抜け空間がある、家全体が24時間輻射熱であったかい、
というものをつくりました。高気密住宅ではなく、家全体を高い自然呼吸させるもの、また冬の乾燥度合い小さいものとして
新技術を採用し、施主に承諾を得ていろいろ実験しました。
工事中写真1
工事中写真2
写真のように、かなり開放的な広い空間でガラス面が特注サイズで大きいのですが、零下の日でも
家は常に全体がぽかぽかで、コールドドラフト(冷気の差の不快感も)かなり小さく、1階と2階の温度差は
吹き抜け空間でも約3℃と小さく快適にもかかわらず、今年の真冬の一ヶ月の高熱費用総額は29000円でした。
このお宅は面積も大きいのに加えて家電製品も一般家庭より大きなものを使用し、24時間除湿機を使用されていたり、
照明の数も雰囲気を大切にするために多くありますが、それを踏まえて考えたら2万台はよい結果でした。
今回は季節の太陽の位置に対しての一番効率がよい土地を見つけて一番効率がいい方角に開口を集約させて
風を抜けるように工夫し、夏の植物の日陰で家の暑さをふせぐことや地中の自然の力を有効に活用しています。
このお宅は、夏は地中の冷気を活用することや、家全体を遮熱材ですべてくるんでいるので、夏も高い省エネ効果が
期待され、1年をとうして高い省エネ住宅です。施主いわく「節約をすればもっと光熱費用は安くできる」と言ってました。
光熱費の問題と寒さや上下の温度差気温の不快感など吹き抜けをあきらめてしまう方も多くいますが、写真のように
思い切ったことをしてオール電化でも不快感や温度差がなく快適、というものを建築技術で作ってみたかったのです。
勉強や実験をかさねて、機器の省エネ効率も上がれば今後はさらに高効率のもにになっていくと思います。
憧れの大開口吹き抜け空間でも、オール電化省エネ住宅は夢ではなく一般家庭でも実現可能になっていくと思います。
この実績は今後に活かし今後もいろいろ実験をしていきたいと思います。