こんにちは、坂東建築設計室の坂東です。
築50年以上の鉄筋コンクリートの、しかもガラス面だらけの建築。断熱材も入っていないし
断熱を入れられる場所もまったくない。 そんな建築は、一般的に夏暑いし冬は特に寒いし
暮らすのが大変そうと思うのが普通なのですが、今後空き家活用の推進活動をしていくにあたり
その概念をぶち壊せないかと。最小限の予算で簡単にそして冬もある程度暖かい建築にできないものか?
やってみたくなり実験してみたんです。
今回試してみたのは、壁天井には断熱性や遮熱効果が高いといわれているセラミックたっぷりの塗料を
2~3回たっぷり塗り、ガラス面には断熱や遮熱、紫外線防止などに高い効果がある、ある塗料を塗り
掃除しても取れない塗膜をつけてみました。ロールスクリーンも最新の遮熱 省エネタイプを活用。
そして寒くなってきたので暖房をつけて体感・・・・・
思ってた以上に高い効果を得られました。 この写真のような建物でガラスはすべて単板。
1枚ガラスで天井も高く隙間も多いですが、小さなファンヒーター1台で弱にしていても、寒い夜や朝でも
十分に温まります。
これなら実用していく価値とメリットがあると思います。
地域の古民家や町屋 空き家などをリノベーションして行くのに活用できますし、古いいい感じのガラスも
そのまま活した建築も可能です。材料もどんどん進化し新しいものが次々と出てくるので常に勉強が必要です。
その時代にベストなものを見出し提案していくためにこれからも学び続け実験し実証して行きます。